ディスクロージャー研究学会
(旧ホームページ・アーカイブ)



(青空に物事を晒すと虫干しされ綺麗になる)

投資信託のパフォーマンス評価


  
97年10月のオープン投信の運用成果比較

97年9月のオープン投信の運用成果比較

97年8月のオープン投信の運用成果比較

97年7月のオープン投信の運用成果比較

97年6月のオープン投信の運用成果比較

97年5月のオープン投信の運用成果比較

97年4月のオープン投信の運用成果比較

96年のオープン投信の運用成果比較

オープン投信11月の成績評価(1996)

オープン投信10月の成績評価(1996)

株式オープン投信<一般型>(96年9月)
 

 


97年10月のオープン投信の運用成績

        オープン投信10月の運用成績比較
香港もの上位100から姿消す
代わって米国もの15銘柄登場

オープン投信10月の運用成績(設定後1年経過の1287銘柄を対象)は320銘柄が投資収益率(ROE、年間)がプラスとなったが、5%以上の収益率を上げたのは190銘柄にすぎなかった。香港株組入れで好成績を上げてきた銘柄は同株の暴落でパーフォーマンスは極端に悪化、投資収益率上位100から姿を消した。アジアものではチャイナ(野村、日興)が数銘柄登場するだけであった。

香港株を組み入れた銘柄が姿を消したのに代わって米国株を組み入れたものが数多く上位100銘柄に登場した。ROR第1位はトルコ(野村)だったが、第2位の米株・ブル(東京)はじめ、7位のナスダック(山一)を含め上位10銘柄では半分が米国株組み入れ銘柄で占めた。ROE上位100では15銘柄占めた。

ROE上位100銘柄の各社別成績は別表の通りだが、日興がやや後退し、山一も引き続き低迷している。山一は国際に追い抜かれそうである。

米国株は乱高下を繰り返しているので10月上位でも11月はどうなるか予断を許さない。


 


97年9月のオープン投信の運用成績

         9月のオープン投信の運用成績
 アジアもの上位から姿消す
欧州、南米などまさにグローバル化

 わが国で販売されているオープン投信のうち設定後1年以上経過した1271銘柄の9月目での年間投資収益率(配当収入+値上がり益)上位100銘柄の運用会社別にみると、トップ野村はなお勢い強く、2位大和、3位日興との差をひろげた。4位山一は「その他大勢」に組み入れられたことがはっきりした。
組み入れ銘柄では香港・タイなど東南アジア株の急落でトップの座を下り、なんとアジアでもトルコ(野村、収益率87.5)が登場。上位10には米国株、スペイン、中米などバラエティに富んでいる。まさに国際分散投資時代を象徴する。

 上位のパフォーマンスは50位が28.2%、100位が18.5%。ただいずれもリスク当たり収益は0.4%台で極端に低い。

各社別の動向はグラフに示す通りだが、投資顧問と合併した野村の実力が発揮されている。総会屋の利益供与という親会社の事件で揺れているが、投信はビッグバン後の目玉中の目玉商品。近く銀行の店頭でも投信が販売される。これを契機に利子の極端に低い預貯金が投信にシフトすることは間違いない。それが「資産運用の正常化」である。

預金500兆円、株式投信13兆円、預金から5%投信にながれても25兆円で現在の倍になる。ただし日本株投信は誰も買わない。外国ものの社債ファンド中心か。すでにそれは始まっているが、「1年未満」のためこのランキングには登場しない。国際・山種など店頭に行けば分かる。

来年四月になると為替の完全自由化がおこなわれドル預金が自由。金利が日本の10倍だ。海外に出かけることが多い方はドルで持って運用し、預金しておけばよい。これが大規模におきると銀行は毎日4ー5行潰れる。

表以外では外資系が15銘柄で結構健闘しているほか太陽5、国際4位、一観朝4などが目についた。


 


97年8月のオープン投信の運用成績

         8月のオープン投信の運用成績
上位100のうち72が月間マイナス・パフォーマンス

 

 オープン投信(連続して比較できる1061銘柄対象)の8月(までの1年間の)パフォーマンス(投資収益率=値上がり+配当)は世界の株価の乱高下を反映してやや低調だった。なかでも8月の月間投資収益率は年間パフォーマンス上位100銘柄のうち実に72銘柄がマイナス運用だった。

オープン投信1000余りのうち年間投資収益率がプラスだったのは464銘柄と半数近くにのぼった。この数字はやや多めであるが、8月1カ月の投資収益率は軒並みマイナスを記録、「これまでの食いつぶし」に入った事を示している。

年間パフォーマンス上位100銘柄の内、各社別は動向は別表の通りだが、ここにきて「野村独走」の形がはっきりしてきた。上位進出銘柄数(21)、第一位パフォーマンス(年80%)がそれを示している。

これに対して大和15、日興13、山一9と上位進出数が少なく劣性である。中堅では太陽の6銘柄、朝日の4などが目立つが外国勢はインベスコの4などである。

目下の投信の注目はエマージング・マーケット(新興市場)ものより米国のジャンク・ボンド中心に運用する「パトナム・ファンド」(米国のパトナム・インベストメント)。山種証券はすでに国内で420億円を売った。5月以来4カ月でだ。山種はこれで「生き返った」といわれる。ジャンク債は倒産リスクが高いので利回りが高く、別名「ハイ・イールド債」ともいわれる。BT(バンカーズ・トラスト)も「BT・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」を売り出している。

金融ビッグバンで銀行の窓口を借りて投信を販売することになるが、こうなると内外の投信会社の運用力がモロに比較されるので、いよいよ面白くなってきた。注目を要する。


 


97年7月のオープン投信の運用成果比較

         オープン投信7月の運用成績

 

 7月野オープン投信のうち1年以上経過して比較計算可能な1238銘柄の年間投資収益率上位100銘柄の最高は99・3%で「大和香港ダブ」であった。かつてない高い率となったのは香港返還にともなう人気と米株高騰で香港株が上昇したため。上位10銘柄は香港と米国もので占めた。また上位100のうち国内株運用で顔を出しているのはほんの数銘柄でほとんど外国もののうんようによる。運用のグローバル化がビッグバンの前に訪れたといえる。條100銘柄のうち中央値は38.6%(野村・アメリカ)、100位は28.9%(野村・エクセレ)であった。

 各社別で目につくのは太陽が山一と並んで7銘柄、上位100にはいった。各社別の成績は別表の通りだが、これはとりもなおさず山一の凋落を物語る。投資収益率も太陽の方が断然良い。本体の山一証券の総会屋利益供与事件・投資相談室長暗殺事件が投信の運用成績にまで響いたか?投信はやはり本体あっての投信か。
 他の3大手は野村の活躍にたいして大和、日興が見劣りする。大和はアジアに強いところは「トップ」獲得に現れている。ただ中央値、100位の価が日興に負ける。野村は銘柄の多い分だけ運用利回りの価が見劣りする。


 


97年6月のオープン投信の運用成果比較

         オープン投信6月の運用成績

       収益率プラスが3分の1を占め、回復

 

 わが国の オープン投信(連続して比較可能な1227銘柄)の6月(までの1年間)の運用成績=収益率(インカムゲイン+キャピタルゲイン)は総じて向上した。1227銘柄の内プラスだったのは416銘柄を数えた。これは日本株が日経平均2万円回復など総じて順調だったため。しかし、運用成績上位100銘柄は相変わらず外国株、なかでも中国・香港株の運用によるものが多かった。同上位10銘柄の実に8銘柄がそうであった。なお数葉少ないがスペイン、ラテンアメリカ株を組み入れたものが上位に登場するのが目立った。

投信各社別の成績は別表の通りだが、日興が復調したのが目立つほか外国の投信会社の運用成績の好調が相川らづ目立つ。投信の銀行窓版を控え、ますます競争激化がもたらされる。国民金融資産の20%(220兆円)ぐらいは投信が運用する時代を目指して切磋琢磨が続く。


 


97年5月のオープン投信の運用成果比較

         オープン投信5月の運用成績
野村躍進、日興・山一凋落、上位は外国株ものばかり

 わが国のオープン投信1200銘柄の5月の運用成績(過去1年間の投資収益率)は、投信会社別では野村の向上にたいし日興、山一の凋落が目立った。

 1200銘柄のうち年率でプラスだったのは396銘柄で、このうち3%以上は280だった。4月より銘柄数は増えた。年率成績上位100には香港株の新高値を反映して香港ものが上位を占め、「レッド・チップ」の中国株組み入れも強烈なる人気でパフォーマンス1、2、3位を独占した。アメリカ、ドイツなど西欧株ファンドも数多く登場した。 上位100銘柄のうち5月だけでも10%以上の値上がり益を稼いだのは大和・香港・ダブ(26.9%)、野村・香港(10.7%)、山一・H・ブル(14.1%)などが目立った。

各社別の運用成績は別表のとおりだが、野村が23銘柄、1位確保など活躍が目立つのに対し日興が12銘柄とその数を大幅に減らし、最高・最低の幅が大きくなった。山一は6銘柄と国際の5銘柄に近づいている。

なお野村、大和の上位100銘柄に進出した銘柄のほとんどは中国・香港など外国株組み入れもので占めた。また外資系ではインベスコ4銘柄など各社3、4銘柄が上位に顔をだした。


 


97年4月のオープン投信の運用成果比較

         オープン投信(対象1181銘柄)の4月の運用成績
(年間投資収益率=値上がり益と分配金計)

 上位100銘柄の投信各社別動向は、3月までの香港株一色の運用による好成績から欧米株・債運用で高い成果を上げたものも目立った。国債分散投資時代を物語っているが、中でも野村は入位進出20銘柄を数えトップ。100位中の中央値トップは太陽で32.5%%と断然トップだった。

 パフォーマンス上位100銘柄のトップは大和のドル高もので、香港ものはその座を奪われた。ドルが対円120円台後半まで上げ、円安・ドル高メリットの国際優良株組み入れものが8銘柄と多数100位に進出した。

 次いで目立ったのは欧州・ラテンアメリカなど非アジア・北米の株債を組み込んだ銘柄が16と多く、国際色が豊かになった。特にドイツが目立つ。これまで香港中心にアジア株による好成績ものが目立ったが、4月はやや後退した。米金利引き上げで香港株が崩落したのが響いた。

 こうしたなかで野村「米国債」など債券を中心に運用したものも8銘柄100位に進出し、注目された。野村のそれは21.9%とと高い成果だったのはドル高によるが、それにしても高利回りだ。

 各社別動向は別表の通りだが、100位進出数で野村が20とトップになり、大和18とこれに続くが、日興は15とやや後退、山一は8と少ない。中堅では太陽が6と多く、国際3、朝日4とこれに続く。外資系はインベスコ、ジャーディン各3とやや低調。

 100位中の中央値で高いのは太陽の32.5%がトップ。5銘柄以上進出した5社のうち4社20%を上回ったが、日興だけ20%割れであった。

投信各社のオープン投信運用成績(上位100銘柄対象)


 


96年のオープン投信の運用成果比較

        96年のオープン投信の運用成果比較

 わが国のオープン投信1136銘柄の96年々間の運用成績は総じて不振であった。投資収益率5%以上は、このうち209銘柄でそのほとんどは日本株以外の特に香港株を中心に外国株で運用したものであった。
 米国の株式投信の総収益率は96年19.5%であったが、これを上回った日本のオープン投信は73銘柄にすぎなかった。ちなみに米国の株式投信の運用成績ワースト1は日本株投信でマイナス11.98%のパフォーマンスという惨めな結果であった。ワースト2(太平洋地域ファンド)でも4.1%の運用成果を上げており、わが国のオープン投信のうち同率以下の運用だったのは907銘柄と全体の80%にもなる。
 投信会社別の運用成績は上位100銘柄に絞って分析すると別表の通りになる。その特徴は「1」上位100銘柄のほとんどは香港株等アジア株、値上がり著しいアメリカ株で、日本株は円安メリットをねらった輸出株ファンドが数銘柄登場するだけ。
「2」相変わらず大和が好成績で、トップの香港株ファンドは年率52.5%という収益率を上げた。「中央値」も国内トップ。
「3」外資系も健闘しており中でもインベスコの活躍が目立つ。かなり高いファンドが多く「中央値」は35.2%にもなった。
「4」これまで大和とぬきつぬかれつの競争していた日興がやや伸び悩みになっている

パフォーマンス上位100銘柄の各社別の運用成績は次の通り
 (5銘柄以上、5銘柄位かでは太陽・マーキュリー各4、朝日・ジャディン各3など)
パフォーマンス上位100銘柄の各社別の運用成績は次の通り
 (5銘柄以上、5銘柄位かでは太陽・マーキュリー各4、朝日・ジャディン各3など)




 


オープン投信11月の成績評価

 

        (日経金融新聞による、1年間の投資収益率ランキング上位100銘柄)

 96年11月のオープン投信(対象は設定後1年以上の1123銘柄)の過去1年間の投資パフォーマンス(投資収益率)上位100銘柄は香港株をはじめアジア株を運用した銘柄が上位を占めトップ10のうち8銘柄が香港株を組み入れたものだった。中でもトップの「大和・香港」は60%という高い率であった。年間6割といえ総合利回りは日本の超低金利を考えると驚異的である。ちなみに3割以上の総合利回りをあげたのは20銘柄におよぶ。ただし「リスク当たり収益」は0.1-0.5%とかなり低いことを見逃してはいけない。


 我が国の投信のうちオープン投信の11月の成績は10月と同じく香港株の史上最高値更新に支えられて好成績をあげるものが多かった。また「円安ファンド」、「米国株ファンド」も数多く上位に顔を見せた。日本株運用は成績が振るはなかった。


 上位100銘柄の投信会社別の運用成績は別表・別図の通りだが、100銘柄中5銘柄が登場した太陽が平均32、9%という効率運用でトップ。ついで外資系のインベスコ(6銘柄)が32.3%と日系大手4社を上回った。しかも銘柄数が4社に次いでおり、山一に肉薄している。


 大手4社は野村が18銘柄と数ではトップだったが、収益率の平均は4社中3位で振るはなかった。今月も高い成績だったのは大和で16銘柄が収益率を平均で28.5%もあげた。香港株、ドル高(あがる)株、米国株で好成績を上げた。日興も結構好成績を維持しており、「香港」、「円安」、「マレーシア」で稼いだ。山一は9銘柄と少ないが野村に近い収益率の平均を上げた。


 準大手では国際の25.6%日興に次ぐ成果を上げたのが目立った。朝日、ユニバーサルも4、3銘柄登場しているが、新和光は2、日本、東京、コスモ、三洋、太平洋は1本だった。


各社の成績は次の通り


銘柄数 最高 最低 平均
野村 18 38.6 17.6 24.5
日興 15 35.5 17.6 26.1
大和 16 62.2 17.7 28.5
山一 9 33 18.4 24.1
インベ 6 43.3 18.7 32.3
太陽 5 41.6 24.3 32.9
国際 5 29.6 18.3 25.6
朝日 4 23.6 17.7 19.8
ユニバ 3 23.5 17.9 20.5
 

 

 


オープン投信10月の成績評価

 

 

        (日経金融新聞による、1年間の投資収益率ランキング上位100銘柄)

 96年10月のオープン投信(対象は設定後1年以上の1113銘柄)のパフォーマンス(過去1年の投資収益率)は香港を中心とするアジア株投資で成功し、上位100銘柄の平均投資収益率は2割を超えた。なかでも大和投信の成績は際立っているほか外資系も上位に数多く進出している。

 わが国のオープン投信の10月の成績はトップが大和の香港株投信で年間実に41.7%の利益(キャピタルゲイン+インカムゲイン)をあげたのに象徴されるように外国株投信、なかでも香港などアジア株の運用で高い成果を上げた。運用成績上位100銘柄の内実に65銘柄が外国株投資である。このため同100銘柄の年間投資収益率は20.8%と超低金利時代とは思えない効率的運用となった。それだけリスクも高くリスク当たり収益は総じて1%以下であった。

 投信会社のなかで高い成果をあげたのは大和で上位10のうち5銘柄が大和で占める。この5銘柄すべて外国株運用。平均収益率23.9%とダントツ。

 次は日興で、「日米円安」がパフォーマンス3位にはいっているのが注目される。「円高是正」の流れに沿った運用が功を奏した。ただ上位10に入ったのはこの1銘柄で、上位100にも13しか入らず、ちょっとさびしい。それでも平均収益率は23%を超えたのはよかった。

 野村は意外に成績はふるはない。上位10に1銘柄も入らずようやく11位に香港ものが登場する程度。平均も100位の平均を下回る。

 外資系3社は2位のインベスコの「香港中国」をはじめマーキュリーの「米国店頭」(17位)、ジャーディンの「環太平洋」(47位)など計16銘柄が進出。英米系の強みをみせつけた形。

投資信託会社名 対象銘柄数 最小 最大 平均
野村 17 15.7 31.2 20.4
日興 13 16 34.9 23.1
大和 17 15.8 41.6 23.9
山一 8 16.5 31.3 18.5
外資系3社計 16 15.8 37.3 23.3
(注) 外資系=インベスコ投信、マーキュリー投信、ジャーディン・フレミング投信・投資顧問
 

 

 

 


株式オープン投信<一般型>パフォーマンス
(96年9月)


 

                (日経金融新聞の一覧表から作成)

 わが国の投資信託はバブル崩壊後、国民金融資産に占める比率は低下し、米国等に比べその比率はかなり低い。20ー30%を占めてもおかしくないのが2ー3%にも満たない基本的には、市場平均(日経平均など)以上の成果(パフォーマンス)を上げることができないことが最大の要因である。少ないリスクで高いパフォーマンスを上げることがいつの時代で望まれる。

 またこれにからんで投信のディスクロージャーの強化が望まれている。ディスクロージャーによって市場全体との比較、他の市場との比較、他の金融商品との比較が容易にでき、投資家の選択を可能とする。特にリターンとリスクが容易に比較可能な形で計測できることが肝要である。

 ここでは数多くの銘柄を設定している大手投信会社のうち株式オープン投信<一般型>といわれるタイプに絞ってパフォーマンスを測定した。各社の対象銘柄数は別表の通りで、パフォーマンスは96年9月末までの1年間の収益率(値上がりと分配金)の平均を用い、最大、最小などを日経金融新聞から計算した。

 グラフと表から容易に分かることは平均(ユニバースは株式オープン投信1000余銘柄)の成果(年率)は9.9%で、これを上回ったのは国際、日興が67%、以下山一、野村と続き、大和は50%を割っている。

 収益率の対象銘柄平均(単純)は日興がトップで国際、大和と続き、野村、山一は平均以下。

 収益率のばらつき(リスク)を最大、最小でみると野村がマイナスを記録しているほかわプラスだがその価は低い。このなかで日興が健闘している。最高のパフォーマンスは五社のなかでは大和だが、最大、最小の幅が大きくばらつきが大きい。

 全体として五社のなかで比較的好成績は日興でばらつきが少なく平均が高い。山一が平均が低く成果が乏しい。

 なおオープン投信パフォーマンス上位100銘柄のなかでの各社のシェアーは次の通り

オープン投信1000銘柄中年間パフォーマンス上位100銘柄の投信各社のシェアー

       (96年9月までの1年間の収益率)
   
           野村   15銘柄
           日興   10 
           大和   17 
           山一   10 
           国際    9 

株式オープン投信<一般型>パフォーマンス(96年9月)
投資信託会社名 対象銘柄数 平均以上の銘柄数   最小     最大     平均  
野村 20 11 -2.1 17 9.75
日興 21 14 5.4 18.2 11.64
大和 23 11 1.8 18.8 10.68
山一 16 9 1 14.4 9.64
国際 21 14 1.4 17.2 11
 

 



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